聴覚の3つのレベル(Ramsdell 1968)

記号のレベル 普段、我々が日常生活でごくふつうに行っている会話を主としたコミュニケーションのレベルです。

信号・警告のレベル 簡単なものでは目覚まし時計の音や自動車の警笛、また音の大きさにかかわらず、その場において正体不明の音も含まれる音です。このレベルの音を聞いた場合、我々は何の音か?なんだろうと意識を集中したり、注意を払ったりして、その音の正体が分かるまでは、意識的な注意のレベルから消え去らない。

原始的・背景レベル 日常生活において絶えず我々を取り囲んでいる背景雑音のレベル

つまり、換気扇の音・冷蔵庫の音・風の音・自動車の走る音など様々です。これらの音を日常聞くことによって、我々はすべて何事もなく生活が進行しているという一種の安堵感も得られるとともに、生活やコミュニケーションにおいて、これらの音を意識的に聞くことはせず、記号のレベルである会話に集中できるのです。

以上のことから、比較的軽度難聴でも、最初に失う原始・背景レベルの音も非常に重要でこの音を聞かないため、もしくは失うためにちょっとした音に反応して緊張したり、周囲に雑音がある場合の会話がますます聞き取りにくくなってしまいます。

信号・警告レベルの音でもその音の正体が分かれば、我々は自然とあまり意識しない、原始・背景レベルと判断します。

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